あじさい作り
今回は、先日行った「あじさい作り」の活動をご紹介します😄
2つのグループに分かれ、同じグループの児童や指導員と一緒にあじさいの花を1つずつ折ったものを葉っぱの上に貼ることであじさいを完成させます。
【今回の制作の目的】
①集団活動に参加するなかで、同じグループの児童に関心を向ける。
②折り紙の端と端を合わせるなど指先の感覚や、のりの適切な使用量を学ぶ。
↑ジュニア教室では、上記2点に重きを置いて取り組みました。
①については、Aグループでは折ることに躓いた場面で「◯◯君はできてるのに僕はできてない😢」とグループ内の他児を意識した発信がありました。また、Bグループでは、「◯◯君、折り方見せて」や「◯◯君、のりが少なくて、くっつかないからもっと付けた方が良いよ。」など折り方が分からない時に近くの児童に援助要請をして助け合う姿や、より完成度を高くできるようなアドバイスをする姿が見られ、児童同士でコミュニケーションを取り合う様子が窺えました。
また、最後に一人一人が作った花を貼る場面では、「僕はここに貼るね」など先に貼る児童が後から貼る児童に一声を掛けることで、「分かった。」や「じゃあ、僕はここに貼る。」など他のメンバーも反応を返す場面がありました。“作った折り紙を台紙に貼る”という一場面でも、グループメンバーに対する関心の向き方やコミュニケーションを取ろうとする姿勢を垣間見ることが出来ました。一方で、同年齢の児童とのやりとりが多く、学年が違う児童同士のやり取りについては指導員の促しが必要な場面も窺えました。
②については、折り紙を折る時に端と端や角と角を合わせることが苦手な児童が多く窺え、角が合わないまま折り続けている児童の姿も見受けられました。また、のりの扱い方に関しては貼る物に対しての適量の感覚がまだ難しく、指導員と貼れているかを確認しながらのりの量を調節する様子が窺えました。
引き続き、活動のグループ分けなどで、同学年だけでなく年上や年下の児童とも関わる機会を設けていくことで、日常的なやりとりの練習だけではなく、他児の良いところを見つけることや関係性をより深めるきっかけづくりを目指していきます。
また、指先の運動を練習する微細運動を行ったり、制作を通して適切な道具の使い方や見本を提示したり児童たちのイメージしやすい例えを提示したりしながら適量の感覚を伝えていくとともに、苦手な指の動きや感触にも徐々に慣れていけるようにしていきます😌
